140秒ゲーム動画のはなし。
2016年末。
誕生日プレゼントとしてボイスロイド結月ゆかりさんを頂いた事と、夜勤が始まってからゲーム仲間と生活リズムが合わなくなり、新たな一人遊びを開拓してみたくなった事から、140秒でゲームを紹介してみるシリーズ動画を作り始めたんですが、これが思ってたより好評っぽくて。おかげさまで調子に乗って、この記事を書いている頃には22本の動画を送り出しております。
「動画を見てゲーム買いました」なんて声もチラホラ頂いたりして「楽しんでゲームやってる雰囲気が伝わればいいなー」と思いながら作っていたので嬉しい限りです。
そんな折、とある方から「あれってどうやって140秒に合わせて作ってんの?」「台本とか作ってんの?」と聞かれたので、「よっしゃここはワイが140秒ゲーム紹介動画の作り方を紹介したろやないか。この紹介まで140秒とはいかへんけどなガハハ」と、存在を忘れかけていたブログを立ち上げてみました。こんなことでもないとブログ更新しないのでね……
というわけで、ここからりんひらさんの140秒ゲーム動画の作り方説明。
読むのが面倒な人用に、これ以降の内容を3行でまとめると
とりあえずキリのいいところまで撮って
とりあえず140秒にカットして
ゆかりさんが雰囲気で喋る。
とりあえずゲームを録画する。
ステージやボス戦などの区切りがあるゲームならそこまで。そうでないゲームならゲームオーバーまでとりあえず録画します。
僕のことを過大評価しがちな方には「展開やセリフを考えてからそれに合わせたプレイを録画してるんでしょ?」と言われたりもしますがそんなわけもなく、とりあえず何も考えずにプレイしてます。
「録画時間が長いと編集がめんどいから30分くらい撮ろ」「操作が早すぎると何やってるか分からんからゆっくりめに操作しよ」以外はほとんど考えてません。帳尻はきっとカット作業時の自分が合わせてくれると信じて――
とりあえずAviutlで140秒にトリミングする。
画面が見やすいシーン、入れたい要素などを考えつつカットしていきます。
買わせる目的なら派手な場面だけ切り取ってもいいんですが、紹介動画という立ち位置なので地味な場面も意識して残すようにしております。
モンハンを例にして言えば「飛竜と戦うシーンばっかり入れたくなるけど、キノコやハチミツを集めて準備するのも地味だけど大事な要素だから映したいよね~~」みたいな感じ。そのせいで尺がしんどいことが多々あります。
ちなみに、この段階でもセリフを考えていないことがほとんどです。動画を〆やすくするためにステージクリアかゲームオーバーを動画の最後に置いておきます。帳尻はきっとセリフ編集の時の自分が合わせてくれると信じて――
とりあえず結月ゆかりさんに喋り始めてもらう。
ついに出番ですよゆかりさん。しかし話すことは決まっていない。決めながら話してもらいます。まずは「皆さんこんにちは」「140秒で紹介してみるシリーズ」「今回は〇〇です」とでも入れてみましょう。もう10秒ちょっと飛びましたね。むしろやっと10秒ちょっとですよ。 困りましたね。
とりあえず画面を見てみましょう。何をやっていますか?おそらくカット編集中の自分は当たり障りないプレイを冒頭に持ってきていることでしょう。なのでその間にゲームの概要をパパッと説明してしまいましょう。すると説明し終わる頃にはゲーム画面内で何かしら変化があるハズです。たぶん。メイビー。変化がなかったらカット作業中の自分を怒りましょう。この辺で見所作っとけや!と。
そうやって過去の自分に怒りつつ挨拶や説明を済ませた後は大体2パターンに分かれます。引き続き説明を続けるパターンと、実況動画っぽくしちゃうパターンです。
引き続き説明を続けるパターンはそんなに困りません。それだけ説明することがある場合、たいてい140秒じゃ足りないくらい話すことがあります。逆にどこの説明をカットせずに残すかに考えることになります。ムズカチー。
このタイプの動画は終始説明し続ける感じになっちゃうので、全体的に淡白な感じの動画になりがちです。ですが、それをボツるほど気合入れて動画作ってないので投げます。うりゃー。
この作り方の例はMagickaみたいなやつです。本当説明しかしてない。
140秒でゲームを紹介するよシリーズ。今回は「Steamやるならこれ買っとけ」と言われる事もある名作CoopゲーのMagicka編。定価980円、冬セール中なら75%オフで245円!日本語化は一手間必要。 https://t.co/e5afUIY2mK pic.twitter.com/6YYel93bO3
— りんひら (@rh9121) 2016年12月30日
そして実況プレイっぽくしちゃうパターン。こちらはゲーム内容がゲーム画面を見るだけで分かってしまう時にあるパターンです。分かることを説明するのも野暮ったいので、こうなるとゲームに関わる世間話みたいなので140秒を埋めるしかないわけですよ。本当に実況プレイ動画みたい。この作りでやる度に思うけど、20分とかの動画作ってる人はよく出来ますよね。しゅごい。
この作り方の例はPoly Bridgeみたいなのです。
140秒くらいで紹介するよシリーズ。Poly Bridge編。橋作りシミュというかパズル。このゲームを人に勧めると「難しそう」「計算いりそう」と言われるので、ちょっとやる分には適当でいい事をお伝えしたかった。1180円。 https://t.co/rmhtITFlBF pic.twitter.com/6wDaTqDGSu
— りんひら (@rh9121) 2017年1月5日
まあ、毎回このどっちかというわけでもないのですが、大体こんな風に作っていくわけです。冒頭の3行で説明した通りです。良く言えば激流に身を任せ同化する。悪く言えばテキトーにテキトーを重ねている。
というわけで完成までの話をしたわけですが、本当に書く意味のない記事だった。これだけの文字数を使って「テキトーに作ってます」以上のこと言ってねーじゃねーか!昔っからそうだよ!今もそうだよ!お前のテキストは無理やり書かされた小学生の作文並みに行数稼いでるだけなんだよ!
もっと物事をシンプルに語ろうと思うりんひらなのであった。なんだこの終わり方。